ワイヤースポークホイールを作る/簡易割り出し治具の製作
自動車模型のホイール等を加工する時、円周上に等間隔(例えば90°毎に4か所とか60°毎に6か所)に穴をあけたいことがあります。今回、ちょっと前にHOBBY OFFで入手した折り畳み自転車のプラモデル(月刊ホビージャパン2010/10付録のBROMPTON折り畳み自転車(本誌無し))を作ろうと思ったのですが、そのホイールが一体成型の12スポークの馬車の様なものでした。他の部分の造形は良いのに、このホイールのために子供用自転車の様になって台無しにしていると感じたため金属線でスポークを張りなおすことにしました。このスポークを通す穴を均等にあけるために簡易割り出し盤を製作しました。見ての通り、非常に簡単なもので、東急ハンズで取り寄せてもらった48歯の歯車を真鍮パイプを組み合わせて作った軸に取り付け回転可能に保持して歯車部分に爪を噛ませてあります。この歯車の側面に加工したい部品を取り付けて割り出したい数に合わせて爪のかみ合っている歯車を回します。今回はホイール一つ当たり24本のスポークを張るため、24分割にしたかったので、2歯ずつ送っては加工します。小型ボール盤に取り付けた状態がこんな感じです。外周とハブ部に穴を開け、元のスポークを切り取りつつ、φ0.3ステンレス線を瞬間接着剤を用いて接着していきました。結構良い感じのホイールができました。BROMPTONの製作については[http://swada.at.webry.info/201404/article_6.html]でご紹介しています。
この治具を使ってバイクやMGあたりの古いスポーツカーの模型のスポーク張りをしてみたくなりました。
この治具を使ってバイクやMGあたりの古いスポーツカーの模型のスポーク張りをしてみたくなりました。
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