東急電鉄 新丸子保線基地の三枝分岐器

我が家の集合住宅の目前に東急の東横線と目黒線が走っていて、その横に保線車両が集まっている一角があります。
先日、BS放送の東急電鉄関連バラエティー番組を見ていたらここが出てきてビックリ!新丸子保線基地という名称があることも初めて知りました。
同時にここに国内でも珍しい「三枝分岐器」(一つの線路を一か所で三つの線路に分岐する切り替えポイント)があるということを知りました。
WEBによると、三枝分岐器は構造が複雑になるため、通常は通常の二枝を組み合わせて使いますが、スペースの関係で不可能な場合にのみ使われるとのことです。

今日、ベランダから見てみたら、ありました!
普通に電車に乗っていて見つけたり写真を撮ったりするのは結構困難な場所だと思います。

[新丸子保線基地:三角形の地形です 手前側を東横線と目黒線が走っています]
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[黄色い各種の保線車両が留まっています。動いているところを見た覚えが無いので、夜行性なのでしょう(^^;)]
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[写真の上方に見えるのが、三枝分岐器]
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[ちょっと判り難いので、同じ写真に矢印を付けてみました]
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[手動切り替えポイントなんですね]
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JR四国のアンパンマン列車

2020年3月20日、法事のため愛媛県今治まで娘一家と行ってきました。
松山空港まで飛行機で行ってから、JR四国予讃線の松山駅-今治駅間でタイミング良く(日に3往復のみ)アンパンマン列車に乗ることができました。
アンパンマンの生みの親であるやなせたかし氏が四国高知県の出身であるという縁で四国内の5線でアンパンマン列車が運行されているそうで、ここ予讃線は流線型が美しい8000系という車両が使われています。
外装のイラストばかりでなく、特別指定席(16席のみ)は車内のシート、天井、床までアンパンマンとその仲間で埋めつくされています。
約40分の旅でしたが、孫も大喜びでした。
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自動車画家吉田秀樹展

2020年3月14日、愛知県名古屋市にある小さな自動車博物館「アウト ガレリア"ルーチェ"」で開催されている企画展「巴里で活躍した日本人自動車画家 吉田秀樹の軌跡」を見てきました。
昨秋に亡くなられた吉田秀樹氏を偲ぶ展示で、置かれている実車は4台、いずれも氏が愛して画のモデルとしたクルマで、作品と同じアングルで実車と合わせて見ることができる様にレイアウトされています。
他にも氏の作業机の再現や、ミニチュアカー等も展示され、多面的に作品を見せる工夫がされていました。
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ディンキーのボルボ1800S

今回も我が家で半世紀以上熟成されてきたミニカーの一台です。
英国の老舗ミニカーブランド、ディンキー(DINKY)のボルボ1800S、1/43スケールダイキャストミニカー、全長約102mmです。
モデルとなった実車は1961~74年まで作られた2ドアスポーツクーペで、ピエトロ・フルアの流麗なボディをまとっています。
ミニカーは当時のディンキーらしくちょっと無骨な感じの造形で、ドア、ボンネット、トランクフードの開閉に加え、シートの背が可動となっています。ダイヤカットのヘッドライトが時代を感じさせて素敵です。
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デンマーク、テクノのボルボP1800も所有していますが、こちらは可動部無しで、ボディラインの美しさを強調していて近代的に見えます。[https://swada.at.webry.info/201707/article_5.html
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リオのイターラ

今回は我が家の半世紀熟成ミニカーから、イタリアのリオ(RIO)製、イターラ(ITALA)、1907年に開催された北京-パリ(16,000km!)レースに出場して優勝したマシンです。
7リッターを超える排気量のエンジンを備え、2人分のシートは風雨から守るものはほとんど無く、大容量の燃料タンクと複数のスペアタイヤ、なかなか見どころの多いスタイリングだと思います。
現車はトリノ自動車博物館に収蔵/展示されているようです。
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ソリドのメルセデス・ベンツ SS(オープン)

我が家の半世紀熟成ミニカーからメルセデス・ベンツを紹介しています。

前回はソリド製の戦前のスーパースポーツカー、1928年のSSの幌を閉じたモデルをご紹介しました[https://swada.at.webry.info/202002/article_8.html]が、今回は同じキャストを用いたオープンモデルです。
オープン化に伴い、フロントウィンドウも倒されて、より開放感が感じられる様になっています。
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ソリドのメルセデス・ベンツ SS(幌閉)

我が家の半世紀熟成ミニカーからメルセデス・ベンツを紹介しています。
https://swada.at.webry.info/202002/article_5.html][https://swada.at.webry.info/202002/article_6.html][https://swada.at.webry.info/202002/article_7.html][https://swada.at.webry.info/202002/article_8.html
今回は戦前のスーパースポーツカー、1928年のSS、No.132、1/43スケール、全長約113mmです。
1960年頃に我が家にやってきましたが、このミニカーは長寿でかなり後年まで作り続けられたようです。
あのDr.ポルシェが開発に貢献した、直列8気筒エンジン搭載のこの車は、4座ボディと長いボンネットとのバランスが素晴らしいと思います。

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ジグのメルセデス・ベンツ300SL ロードスター

我が家の半世紀熟成ミニカーからメルセデス・ベンツを紹介しています。[https://swada.at.webry.info/202002/article_5.html][https://swada.at.webry.info/202002/article_6.html]][https://swada.at.webry.info/202002/article_7.html
今回は前回と同じ300SLロードスターですが、小スケール、西独のジグ(SIKU)全長約75mmです。
このモデル、若干グリーンハウス(ウィンドウ~ルーフ)が小さい造形に思えますが、下半分のボディ周りのプレスの再現は非常に良い感じだと思います。
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テクノのメルセデス・ベンツ 300SLロードスター

我が家の半世紀熟成ミニカーからメルセデス・ベンツを紹介しています。[https://swada.at.webry.info/202002/article_5.html][https://swada.at.webry.info/202002/article_6.html
今回はデンマーク、テクノ(TEKNO)の300SLロードスター、1/43スケール、全長約105mmです。
300SLは1954年に発表された今の言葉で言えば「スーパースポーツカー」で、卓越した性能とデザインで世界中で愛されました。
日本ではガルウィングドアのクーペの人気が絶大ですが、欧米ではフレーム構造を改良して通常の形のドアを付けたロードスターの方が人気があるそうで、実際生産台数もロードスターの方が多かったとのことです。
このミニカーもハードトップを被ったロードスターで、この時期のテクノらしい彫りの深い造形が実車の雰囲気を再現しています。
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ジグのメルセデス・ベンツ 230SL

前回から、我が家の半世紀ストック物のメルセデス・ベンツをご紹介しています。
今回も前回[https://swada.at.webry.info/202002/article_5.html]と同じ、230SLのロードスターですが、小スケール、西ドイツのジグ(SIKU/当時はシクと呼んでました)V229、全長約70mmです。
これも雰囲気の良いミニカーだと思います。
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小スケールなのに裏面の彫刻の彫りの深さが素敵です。
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マーキュリーのメルセデス・ベンツ 230SL

今回から数回、我が家の半世紀ストック物から、メルセデス・ベンツをご紹介していこうと思います。
初回はその中では新しめ、イタリア、マーキュリー(MERCURY)の1/43スケールの230SL、ロードスター、全長約99mmです。
実車は1963~67年に販売されたW113型、2扉2座の小型スポーツカーですので、このミニカーも同時期1960年代中盤の物だと思われます。
マーキュリーらしいカッチリとした造形は実車の雰囲気を良く表現しています。
この個体、ステアリングホイールが取れてしまっているのが残念です。
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裏面の足回り、排気系も当時ものとしては良く表現されています。
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メルクリンのカルマンギア

今回は、久しぶりに40年以上我が家に生息しているミニカーです。
西ドイツ、メルクリン(Marklin)のフォルクスワーゲン・カルマンギア・クーペ(VOLKSWAGEN KARMANN GHIA COUPE)No.8021、全長約87mmです。
ビートルのプラットフォームシャーシを利用して、カロッツェリアのギアが流麗なボディを架装したカルマンギアはスペシャリティカーのはしりと言えるかもしれません。
このミニカーは初期型をモデル化したと思われますので、1950年代後半のものだと思われます。
メルクリンの8000番台はウィンドウも内装もありませんがボディの造形が美しい名作が多いです。この8021も実車の雰囲気を良く再現していると思います。
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KINSMARTのフィアット500

前報のポルシェ356に引き続き、キンスマート(KINSMART)の自動車玩具です。
https://swada.at.webry.info/202002/article_2.html
フィアット500、、KT5845、1/28スケールのダイキャストボディのプルバック玩具、全長約127mm、Made in Chinaです。
子供向けの玩具ですが、スケールモデルとしても良く出来ています。このブランドは小スケールミニカーと同様に大きさを揃えるため、スケールがばらばらですが、元が小さいこのモデルは1/28というかつてのエーダイのスーパーカーシリーズと同じスケールです。
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手元に集まってきた、赤いフィアット500/500C(チンクエチェント)、略してアカチンを並べて撮影
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KINSMARTのポルシェ356B Carrera 2

東京タワーはスカイツリーができた今も修学旅行の生徒や外国人観光客が多く訪れる東京の観光名所で、ここの2、3階にあるお土産店街には“ザ・東京土産”という感じから流行りものまで色々なものが売られています。
今回はここで入手した新しい製品です。
キンスマート(KINSMART)のポルシェ 356B カレラ2(PORSCHE 356B CARRERA 2)、KT5398、1/32スケールのダイキャストボディのプルバック玩具、全長約128mm、Made in Chinaです。
子供向けの玩具ですが、スケールモデルとしても良く出来ています。1/32というスケールもプラモ等と並べるのにちょうど良さそうです。4色バリエーションがある様ですが揃えたくなりました。
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購入したときの包装紙のデザインが懐かしいデザイン、半世紀位このまま使っているのでは、って感じですね。
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緑メタリック色のブリキのシボレー・コルベア

2020年1月11日、東京ビッグサイトで開催された、骨董ジャンボリーで入手したものです。
ワンダーランドマーケットでお世話になっている横浜サンセットの宇野さんのブースで入手した、ブリキのシボレー・コルベア・4扉セダン、全長約138mmです。
この個体の状態は、錆が多いですが欠品やゆがみは無く雰囲気は良いと思います。
モデルとなった実車は1960年代の空冷リアエンジンのコンパクトカー(当時のアメ車と比べて)で、ウルトラマンの科特隊専用車のベースとしても良く知られています。
同じモデルの色違いバリエーションは3年前に新宿で入手しており[https://swada.at.webry.info/201610/article_3.html]、今回並べて写真を撮りたかったのですが、実家に置いてあって残念ながらできませんでした。
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前に入手した、同じ型の個体です。状態はこちらの方が良いです。
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北原コレクション「驚異のミニチュア展」

2020年1月26日、東京京橋エドグランでこの日から始まった、この冬~春の北原照久コレクション展示「驚異のミニチュア展」を見に行ってきました。
色々な作家の建築や情景のミニチュア作家の作品が展示されていましたが、単なるドールハウスの枠を超えてそれぞれにこだわりや情熱が感じられて素敵なものだらけでした。
ちょっと作ってみたくなりました。
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モービルのレコードブレーカー

2020年1月12日、東京丸の内公園内科学技術館で開催された「スーパーフェスティバル」で入手したものです。
樹脂一体成型の「Railton Mobil Special」全長約67mmです。
モデルとなった実車は、1947年にジョン・コッブ(John Cobb)がモービルの援助を受けて作った速度記録車で、地上で初めて 400 mphを超えてその記録は25年破られなかったそうです。
この模型の詳細は不明ですが、ノベルティの類でしょうか、形状は良く出来ていると思います。
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トッツィトイの世界最初のミニカー、フォードT型オープンツアラーについての調査

先報で、世界最初のミニカーと言われるトッツィトイ(TOOTSIETOY)のフォードT型(FORD MODEL T)を入手したことを報告した。[https://swada.at.webry.info/202001/article_3.html

 Fig.1 今回入手した個体
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このモデルは100年以上前のものと言われているが、判らないことも多いため入手できる範囲で情報をまとめてみた。

1. トッツィトイのフォードT型について
[名称表示について]
このフォードT型オープンツアラー(Ford Model T Open Tourer)をモデルとしたミニカー、当時の1921年当時の“ダウスト・ブラザーズ(後のTOOTSIETOY)”カタログ(Fig.2)では、「FORD MODEL T」とは表記されておらず、「有名なフリバーの完全な複製」(a perfect reproduction of the well-known Flivver)(Flivverとは安い自動車という意味でT型の俗称として用いられていた)と書かれている。実車の縮小としてのミニカーの概念が無い時代に元となったフォードに配慮した対応と推測される。[1][2][3]

 Fig.2 1921年頃のカタログ[3]
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また、製造したダウスト(DOWST)がトッツィトイの商標を登録したのは1920年代と言われ、このモデルの背面には製造元、商標、車名等の表示は全く無い。

[生産時期について]
フォードT型の実車は世界で最初に流れ作業による大量生産で低価格を実現した自動車として知られており、1908年~1927年の間、生産販売されたとされている。
トッツィトイのフォードT型の発売年については、1914年(大正3年)と1915年(大正4年)の二つの説があり、資料によって異なっている。
「Ford Club of America」(実車の愛好家クラブ)によるフォードT型のモデルチェンジの情報と比較すると、トッツィトイのこのモデルは1915年以降の特徴を表しているとしている。[1]
詳細な変更時期は不明であるが、1914年~1915年に製造販売が開始されたことは間違いなさそうである。
いつまで販売されたか、については明確な情報を得ることができなかったが、1921年のカタログにもこのモデルが載っているため、それ以降まで継続して生産されたと思われる。[1][3]

[生産台数について]
実車のT型は約20年にわたり、1500万台以上が製造されたとされている。
参考文献[4]にはこのミニカーが1500万台作られたとの記載があるが、これは実車台数の間違いだと思われる。しかし大ヒットして沢山売れたことは間違いない。

2. 今回入手した個体は、本物か、改造や修復はされていないか
[ボディの形状や塗色]
1921年当時のカタログに同モデルの特徴として、「異なったいくつかの色のエナメルで塗装され、ウインドウシールドはブロンズ色、ステアリングホイールは黒、回転可能なホイールはブロンズ色」とある。[3]
以下、当時のものと思われる個体の写真を5点示す。

 Fig.3 緑色の個体① ホイールはスポーク型で黒色[3]
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 Fig.4 別の緑色の個体② ホイールはスポーク型で黒色[1]
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 Fig.5 赤色の個体③ ホイールはスポーク型でブロンズ色[1]
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 Fig.6 灰色の個体④ ホイールはディッシュ型でブロンズ色[1]
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 Fig.7 トヨタ博物館に収蔵されている、黒色の個体⑤ ホイールはスポーク型で黒色[5]
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以下、文献に示された写真を2点示す。

 Fig.8 本からの複写、個体⑥ ホイールはディッシュ型[2]
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 Fig.9 本からの複写、個体⑦ 写真が小さく不鮮明だが、ホイールはディッシュ型。[4]
(参考文献[4]にはトッツィトイのT型フォードの写真が3枚(P78、P82、P98)掲載されている。そのうちオープンツアラーの写真は82ページのみで、他の2枚は明らかに形が異なっており、1950年代に作られた別金型と思われる。)
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[ホイール]
参考資料[1]によると、初期型はスポーク型でその後はディッシュ型になっている。変更された明確な時期に関する資料は見つけらなかった。
前出の1921年当時のカタログ[3]のイラストはスポーク型が描かれているので、1920年代になってから変更されたと推定される。

[ホイール軸のカシメ]
今回入手したモデルの前後車軸の左側のカシメが軸の半径方向に平らに潰してカシメてある。修復や交換した形跡かと思ったが、Fig.3の緑色の個体も同様にカシメてあることが判明し、新品時からこの様なカシメだったと思われる。

 Fig.9 今回入手したモデルの車軸端のカシメ状態
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[パッケージと添付工具]
今回入手したモデルには箱と工具一式(OUTFIT)が付いている。これらに関する資料や写真を見つけることは出来なかった。今後の調査課題としたい。

 Fig.10 箱と工具一式
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工具一式の内、ヤスリのみ色が異なっている。これだけ再生品の可能性もある。

[考察結果まとめ]
手に入る範囲で資料を調べ、比較を行った結果、以下の様に推測した。
1.世界最初のミニカーと言われるダウスト(DOWST)のフォードT型オープンツアラーは、1915年頃に発売され、1920年代まで販売が続けられた。
2.ボディ色は、赤色、緑色、灰色、黒色が確認された。
3.ホイールは初期には9本スポークのスポーク型で1920年代になってからディッシュ型に変更された。スポーク型のホイールの色はブロンズ色と黒色がある。
4.ホイールの車軸のカシメは少なくとも初期には半径方向に平らに潰してある。
5.箱や付属の工具については、確認できる資料は見つからなかった。

これらの情報から、今回入手した個体は1915年に新発売され、数年以内に作られた初期型の本物で、塗装もオリジナル、目に付く補修もされていないと考えられる。

【参考文献】
[1].「A History of Pre-War Automotive Tootsietoys Part 1 - Historical background, the 1911 Limousine and the Model T Fords」Clint Seeley edited by Robert Newson,
http://www.tootsietoys.info/Tootsietoys-1.html
[2].「TOOTSIE TOYS World’s First Diecast Models」James Wieland, Edward Force, Motorbook International, 1980
[3].ミニオート倶楽部 販売ウエブサイト、2019/10/21
http://palette.ocnk.net/product/1270
[4].「世界のミニカー」中島登著、株式会社保育社、1967/6/1
[5].「トヨタ博物館に「クルマ文化資料室」がオープン!ミニカーやカーマスコットなど約4,000点の資料を展示!入館料が半額の期間も!!」電撃ホビーWEB, 2019/3/21[https://hobby.dengeki.com/news/728598/

モデルペットのセドリック 構内タクシー

2020年1月4日、都内の老舗ミニカー店巡りを行っていたときに、今年初めて入手したものです。
モデルペットの日産セドリック 構内タクシー、No.10ST、全長約103mm、資料によると1963年発売です。
箱無しで塗装やデカール部の傷はありますが、ホイールカバー等も残って欠品もありません。
56年の経年と入手価格を考えるとそう悪く無い状態で、なかなか良い雰囲気だと思います。
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トッツィトイのダッジピックアップ

昨年の事になりますが、2019年12月21日、東京の科学技術館で開催された「ジャンクショー」で入手したものです。
馴染みの OT オートモビリアさんで入手したのは、米国トッツィトイ(TOOTSIETOY)の1950年ダッジ ピックアップ(DODGE PICKUP)、全長約99mmです。
格安で入手したときは塗装やタイヤが綺麗すぎて、更に荷台部分の銀色が塗られていることから、後年に直されたレストア品かと思ったのですが、別の同時代のトッツィトイのモデルに荷台が同様に塗られているものもあるので、オリジナル状態の可能性があります。もうちょっと調べてみましょう。(^^;)
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