トッツィトイのタンクトラック用タンクの製作

前報において、1925年製の米国トッツィトイ(TOOTSIETOY)のマックトラック用に荷台を作ったことをご報告しました。[https://swada.at.webry.info/202009/article_5.html
今回はその中でも最も苦労したタンクトラックの製作方法について説明します。
このモデルは全長約82mm、タンク部の長さが約45mmとなります。
オリジナルの写真をWEB上で探し構造を検討しました。タンクの断面形状が楕円の上、タンク下部が底板に食い込んだ形状となる、フィラーキャップが2か所に設けてある等正確に作るのが難しそうな要素がいくつか予想されました。

プラ板の接着組み立て構造とすることとし、まずは画像処理ソフトで断面形状を決めます。長径20mm、短径18mmの楕円、フレームを作って外側にt0.3mmの板を貼る構造とします。
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断面形状を原寸大に印刷し、t1.2mmのプラ板を3枚仮接着したものに貼付け、カッターとスクライバーとやすりで成形します。
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主なフレーム材を切り出した状態、できるだけひずみが出ない様、中心線をけがいておきます。貫通材は▢1.5と1.5×2.0の角材を組み合わせて使っています。
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流し込みタイプの接着剤を使って接着組立を行います。流し込みタイプ接着剤ははみ出しが無いので精密接着に向きますが、少しでも隙間があるとくっつきません。
中央のリブが中心からずれていて、上部貫通材が2本に分けてあるのは、フィラーキャップの場所を避けるためです。
外板用のt0.3mm板は少し大き目に切り出し、適当なサイズの棒に巻き付けて熱湯の中に入れて曲面の癖をつけておきます。これをやっておかないと接着剤を付けたとたんに割れてしまいます。
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同じ状態を裏返して見た状態です。底板に付ける部分の平面部分はこの様になっています。
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外板を貼って、底板の上に仮に乗せてみた状態です。まあまあ綺麗に貼れました。
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補強部分の帯状のt0.3mm板を張り付け、フィラーキャップ用のφ5mmの穴を開けます。フィラーキャップはφ5丸棒の端面を成型して、wave製の丸リベットを2個接着しておきます。
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フィラーキャップを接着し、底板も接着します。貫通材とリブの隙間はパテで埋めておきます。
大きなひずみも無く組み立てることができました。
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同じ状態を反対側、斜め前側から見たものです。
この後、金ヤスリ、スクラバー、ペーパーで角が立っている部分を削り形状は完成です。
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サーフェーサーで表面を整えたあと、ラッカー系塗料でセミグロスに塗ります。仕上げにエナメル系塗料で汚しとドライブラシをかけて完成です。
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